穴熊ちゃん

引き続きマサユキ新作の話です。

「穴熊」を意味するBadger（バジャー）というモデル。
何と言っても、ハンドルエンドの輪っかが特徴です。
ここに指を掛けておけば、うっかりナイフを落とすことがないように、あるいは手が滑って前に行かないように、なんて効果もあります。

でもブレイドの付け根（刃元）はエッヂの角が剥き出しなので、この点は注意が必要ですね。

 

 

この画像で見るとPROTOって刻印がありますね。
これは実はマサユキ氏自らが、ワイヤーカットで切り出した鋼材ブランクなのだそう。
通常、キクナイフでは出来上がったデザインをデータ化し、鋼材をレーザーカットにて鋼材一枚分（歩留まりを考え無駄のないように）、切り出すのです。
しかしちょうど準備を進めていた時期、レーザーカット屋さんが機械の不調のために受け付けてくれなかったそうです。

いかん！！このままでは春のナイフショーに間に合わん（汗）と、言う状況の中で、工房内に有るワイヤーカット機器で、数本だけブランクを切り出し、何とか間に合わせたそうな・・・
なのでその後の一般販売製作と区別するために、PROTOの文字を入れたということです。
マサユキナイフに関しては、勤務時間外での製作がルールということだそうで、その話を聞くと新作に向けた意欲をなおさら感じますね。

その心意気が伝わったのか・・・
ナイフショー初日の、始まって一時間ほどで用意しておいた5本が完売となったのです(・∀・)v

こりゃぁ後に出てくる製品版が楽しみですね♪

 

 

 

 

 

ところでこのナイフショーでマサユキ穴熊を購入されたと思しき方が、YouTubeに動画を上げておられます。
お声と関西弁が特徴的で、直ぐわかってしまいました(^o^)

リンク
https://youtu.be/WuCKYIwBuAs