700年の歴史

キクナイフを主宰する菊さんについて・・・

特徴ありすぎて何から紹介したものやら(;´Д`)

菊さんは刃物の町、関市の凄腕職人!?

刃物の産地・岐阜県関市とは?

まずはざっくりとした歴史を(/・ω・)/

約700年前に刀工がこの地に移り作刀を始める

室町期には長良川など水運の利もあり刀工集団を形成し栄える

やがて戦国時代
ここは「美濃」の国・・・
斎藤道三や織田信長など歴史上の人物が登場するエリア

以後刀作りが産業としてさらに発展

しかし明治になって廃刀令で産業にダメージ

刀作りの技術を活かし一般の刃物産業へ転換
国内外向けの小刀や折りたたみナイフなどの製作も始まる

そして第二次大戦後に刀作りが厳しく制限(一度は全廃)され更にピンチ

菊さんのお父さんは元々刀の研師

戦後仕事がなくなりブレイド研削の仕事に転身

そして時代は「1ドル360円時代」に

関の刃物・ナイフ産業は輸出向けナイフの製造でたいそう栄えます

仕事がいっぱいあるので若いときから菊さんも手伝う

自ずと研削職人へ
(ブレイド研削のことを関では「研ぎ」と呼びます)
→でも刃付けの研ぎと混同しますので便宜上「研削職人」とします

相変わらず輸出関連の仕事で忙しい関のナイフ産業

【菊さんから聞いた話では】
どのくらい仕事があったかを語る例えとして・・・
忙しかった当時、関市内の商店の裏には作業場があり、本来刃物製造が専業ではないところでも、機械を置いて何かしらの作業をしていた、とのこと。

こういう業界は「分業」が基本なんですね・・・

型抜き・成形の専門
平面研磨の専門
ブレイドの研削専門
熱処理屋さん
ハンドルの加工やさん
各パーツを組み立てる仕組み屋さん・・・等など

しかし!
ニクソンショックにより1ドル360円は見直しに・・・
そしてプラザ合意により急激な円高にΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

関の輸出産業大打撃(;^ω^)

そんな環境でも菊さんは持ち前のバイタリティーでひたすら技術を積み重ねる

研削職人と言ってもどこかの会社に属するわけでもなく完全フリーランス

つまり自分の腕一本でやっていけるほんまの職人さん

→これどーゆーことかわかります?

つまりそれぞれの会社で雇っている職人さんに出来ないことをやるわけで・・・

逆に言えば会社に所属しないでも次々仕事が舞い込む凄腕職人

こうやって歴史を辿ってみると・・・

700年の歴史があってこそのキクナイフ!

・・・はちょっと飛躍し過ぎですかね(^_^;)

■参考ページ
http://seki-hamono.jp/history/index.html
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