斉藤 博 作　フィールドナイフ・紅木 [S815]

JKG会員。製作歴十年以上のキャリアを誇ります。元々は釣りに必要なナイフを自分で、と作り始めたところ、なんと！偶然にも、かっぱさんこと福田正孝氏の近所、と言う幸運。そして福田さんの「厳しい」指導の元、ナイフ作りを続けているという斉藤さん。作風もどことなく影響を受けていますね。

この福田系ナイフの影響が見られる部分が今回のハンドル。そしてヒルトとの合わせ方。
一種の彫刻ハンドルなんですが、出来がすごく良くなっているんですよね！紅木（コウキ）の色合いと彫刻ハンドルが、とてもマッチしています。
ヒルトの合わせも直線的なものではなく、柔らかな丸みを帯びた、構造的にも複雑で手間がかかっています。
ブレイドはAUS10という高耐食のステンレス積層鋼。これを模様が複雑になるように叩き締めています。
薄刃の（と言っても庖丁よりは分厚いのですが）ペティナイフのようなスタイルで、まさにフィールドに持ち出すクッキングナイフの様でもあります。
※刃厚はヒルト近くの背中側、最大厚の部分で約3.5ミリ。中間的な部分でだいたい2ミリ強というところです。
刃幅は28ミリ前後ありフラットグラインドですので、アウトドアで使うお料理メインのナイフとしてはいい感じですね♫もちろん屋内ではテーブルの上で、チーズやサラミなんてお酒のアテをちょいと切るのにオシャレです🎶

カッチリ丁寧に作られた革シース付属