斉藤 博 作　ミニドロップ・オーロックスバイソン

JKG会員。製作歴十年以上のキャリアを誇ります。元々は釣りに必要なナイフを自分で、と作り始めたところ、なんと！偶然にも、かっぱさんこと福田正孝氏の近所、と言う幸運。そして福田さんの「厳しい」指導の元、ナイフ作りを続けているという斉藤さん。作風もどことなく影響を受けていますね。

そんな作品作りの中でも、斉藤さんお気に入りの作りが、このコンシールドタング。つまりハンドル部に金属部分が露出しない構造ですね。その分、軽く握った時にも柔らかく感じます。

小振りなドロップポイントのナイフで、ハンドル材には大変希少なオーロックスバッファーロー（家畜牛の祖先とも言われる種類の牛）のボーンが使用されています。ラスコーの洞窟壁画に描かれている牛がこの種族に相当すると言われています。
そしてブレイドはハンドルの色調にマッチする、VG10の積層鋼です。やはりブレイドの模様が複雑になるように一手間加えられています。

カッチリ丁寧に作られた革シース付属