橋本庄市 作 文鎮「鉄蛹」（テツサナギ） [HS16]

若き金属造形作家、ショウちゃんこと橋本庄市君のムダマスカス作品です。

文鎮として製作しました。
中央に穴が穿たれているのはこの為です。文鎮として用いるには直接掴むのではなく、ヒモなどを通してそれを持たなければ「無粋」とされるのです。
しかしダマスカス素材を作る過程で、庄市君曰く「ダマスカス素材を棒状にしてより合わせ、それから切断しひっくり返して、センターに中〜高炭素鋼のダマスカスをはさんでくっつけています。先端も硬度が上がるようにしています。」と言うことで、イザと言うときにはグラスブレイカーとしても使えそうな作品なのです。
何度も折り返すことによりダマスカスの層は1095層になっているとのこと。
大変な作業ですが、それだけにとても複雑な表情が出て、ただの鉄塊とは違った趣です。

サイズは全長約260mm　中央部の太さ約25mmx29mm

重量約770g

「ムダマスカス」・・・あらゆるモノをダマスカスで作っていこうというコンセプトで製作しています

店長ブログに製作の様子なども掲載しました(^^)/
店長のひきこもり部屋「鉄蛹」